みなさんこんにちは♪
今日も一日元気もりもりブロッコリー!
前回、観葉植物初心者にオススメの植物4選という記事を書いたのですが、その際に挙げていなかったサボテンや多肉植物のことについて、今回はお話できればと思います。
サボテンや多肉植物について調べると、よく”水をあまりやらなくていいので、初心者におすすめ”という紹介がされていることが多いです。
確かに、サボテンや多肉植物は水やりの頻度が少なくていいので、多忙でなかなか日々の水やりがルーティン化できない方には、おすすめしやすい植物といえるでしょう。
私もこれらの植物はいくつも育てていて、個人的にとても魅力の大きい植物だとは思うのですが、実は前回、あえて”初心者にオススメの植物”からは除外していました。
本記事ではその理由について、私の考えをまとめてみたいと思います。
サボテン・多肉植物は初心者オススメでない?~迷いながらも除外したワケ~
目に届きにくい屋外で管理する必要
まず、サボテンや多肉植物は、しっかりと日光に当てて育ててあげる必要があるので、基本的には屋外管理が必要となってきます。(冬はその地域の気候に応じて、室内に取り込む判断をする必要も)
まだ植物のお世話に慣れていない方が、普段目の届きにくい場所で植物を育てるのは、株に何か異常があってもすぐに気づきにくい、という点で、積極的にはおすすめしにくいかな――と考えました。
また、”普段目に届かない場所で育てる”+”水やりの頻度が少なくいい”ことで、ついうっかり植物の存在自体忘れて、長期間放置してしまうといった心配もあります。
ちなみに、一応は室内の窓際でも育てること自体は可能ではあるのですが、日光不足で徒長しがちになったり、窓の方向へ向かって傾いて成長してしまったして、きれいな形に育てる難易度はどうしてもあがってしまいます。(水の量を細かく調整したり、まめに置く向きを変えたりする必要がある。)
世話を焼きすぎてもいけない難しさ
また逆に、植物を育て始めて間もない頃は、うれしくなってどうしても”何かしらまめまめしくお世話したい”という方もいらっしゃるでしょう。
サボテンや多肉植物は、日々緩やかに成長していくことが多いですが、その変化がパッと見は感じずらいです。
問題なく生育しているのかがわかりずらいことで、”お世話の仕方が足りないのかな?”と勘違いしてしまったり、”早く大きく育てたい!”と焦る気持ちが強すぎたりして、必要以上に水をあげすぎて根腐れさせてしまう――という心配もあります。
(サボテンや多肉植物は、基本的に乾燥に強く、蒸れに弱いので、水をやりすぎる根腐れしやすいです。)
日々の成長が感じずらい
上の理由でも少し触れましたが、サボテンや多肉植物は、一般的に室内で育てられるポピュラーな観葉植物(ポトスやゴムの木など)に比べて、わかりやすい新芽の展開などがなく、日々の変化が感じにくいことが多いです。
品種によっては、花を咲かせることもめったになく、ただ、ジワリ、ジワリと目視では実感しにくいくらいのスピードで、少しずつ大きくなっていく――という期間が何年と続くようなものも。
(ただその分、ある日急に蕾が膨らみ始めて、花を咲かせるようなドラマティックな瞬間に立ち会えた時の感動は、ひとしおですが!)
やはり単純に、植物を育て始めて浮足立っている頃なら尚更、はっきりと”新しい葉っぱが出てきてる!”など、前日との変化に気付けた方が嬉しいでしょうし、今後も大切にお世話していこうというモチベーションにもつながりやすいと思います。
(また特にサボテンなどは、日々の変化がわかりずらい分、”特に変化ないな~”と思っているうちに、ある日ふいによく覗き込んでみると、いつの間にか根元が赤黒くぶよぶよになっていて、根腐れになっていた……などというのは、残念ながらよくあることです。)
結論:やはり積極的にはオススメしにくい
まとめると、サボテンや多肉植物は、「日々まめまめしく世話は焼かなくてもいいけれど、存在を忘れない程度の関心は持ちつづけつつ、適切なタイミングで水やり等のお世話をしながら、長きにわたって付き合っていく」植物。
サボテンや多肉植物は私自身育てていて、非常に神秘的な魅力がある(ずっと動きがない期間が続いたと思ったら、いきなり花を咲かせたりする!)植物だと感じていて、より多くの人に、サボテンたちを育てる喜び知ってもらいたいとは思っているのですが――
一方で、ある程度植物との暮らしに慣れ、また自身の生活に馴染むような、植物との心地よい距離感がとれるようになってきてから手を出しても、遅くないのかな、とも思います。
もちろん、本人が育てたいと思う植物を育ててみる、というのが一番だと思いますし、「今まで植物を育てたことはないけれど、サボテンを育てたい!」という方を止めるつもりは全くありません。
ただ、よく初心者おすすめ!と銘打たれがちなサボテンや多肉植物にも、実はこういう難しさはあるんだよ~ということは知っておいてもらえれば――という意図で今回、このような記事を書かせていただきました。
――では。
皆様の植物との暮らしが、よりよいものになりますように……!
最後まで読んでくださってありがとうございました♪